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気ままに小説とか書いてみます。 初心者なのでわからないことが多いと思いますがよろしくお願いします☆
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ん・・・


朝か・・・


・・・6時半・・・・


お弁当作らなきゃ


まだ眠いけど


お弁当を作って


あとは学校に行くだけ


・・・


携帯は、っと


ん?


着信が入ってる


誰かな?


篤さん?


どうしたんだろ?


私は取り合えず


「どうしたんですか?」


とだけメールを打って学校に行った。


放課後、忘れ物を取りに部室に行くと


そこには悲しげな篤さんの姿が・・・・


なにかあったのかな?


「こんにちは、篤さん」


「ん?あぁ、こんにちは」


篤さんはなんだか上の空。


何があったんだろう・・・。


「どうかしたんですか?」


「ん?あ、いや・・・」


??


「ちょっと自信をなくしちゃってねww」


「え?」


「いや、晃と康介さんのみてさ、俺、伸び悩んでて・・・そんなときにあんなの見たから悔しくて。

でも、今、スランプみたいでさ。練習中ですらうまくタイムが出ないっていうか・・・

思ったように体が動いてくれないんだ。」


篤さんはそういうとうなだれてしまった。


私はなんて声をかけていいのかわからなかった。


・・・・


「あの、よければご飯でも食べにいきませんか?」


少しでも元気が出ればと思ってご飯に誘ってみた。


「そうだな、ありがとう。行こうか。」


篤さんはカラ元気だ。なんだか痛々しい。


「じゃあ、パーっと食べ放題に行きましょうよ!!」


「いいね~。いっぱいたべてね?w」


「・・・努力しますw」


私たちは、食べ放題にいくことにした。


おなかいっぱい食べて、篤さんも少し元気が出たみたいだ。


私は急に思い出して気になっていたことをきいた。
 


「そういえば、昨日の電話何だったんですか?」


「ん?あぁ、別に大したことじゃないよ。みんなでゲーセン行こうってなったから呼ぼうと思っただけ。」


「そうだったんですね。いきたかったなぁ。」


「また行こうね。」


「はい。」


そう言いながら、また、家まで送ってもらった。


「あ、篤さん。」


「ん?」


「スランプって、いい結果が出る前の前ふりらしいですよ。」


「??」


篤さんは意味がわからないという顔をしている。


「悪いことの後にはいいことが待ってるってことですよ。


努力は絶対に裏切りません。


ここで、手を抜いたら、それこそ結果はついてこないのでがんばりましょう!!」


「サンキュ」


篤さんはやっと笑顔で笑ってくれた。


ちょっとうれしいかも。


「るかに負けないようにがんばらなきゃな。」





私にまけるってなんだろう?


ま、元気になったしいいかww


「そうですよ、がんばってください、応援してます!」


「おう!」


私は笑顔で返した。


「るか」


???


何かが唇に当たった


???


「じゃあ、また明日」


そう言って、篤さんは走って帰って行った。


私はまだ現状が飲み込めていなかった。


・・・・


私は、まだぬくもりの残る唇を押さえながら


玄関で立ちすくんでいた。

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