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気ままに小説とか書いてみます。 初心者なのでわからないことが多いと思いますがよろしくお願いします☆
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ん…あ、そっか、昨日寝ちゃったんだ…

私は眠い目をこすりながら起き上がろうとした



んー…なんか身体が重い…

風邪でも引いたかな…






「おはよ、るか。寝ぼけた顔もカワイイね♪」

ッ!!!

なんでここに康介さんが!?

私は康介さんの腕枕で寝ていた。

え??

ここ私の家だよね??

「昨日、ゲームの途中で寝てごめんな?」

ゲーム…?

私はやっと目が覚めてきた。

そうだ、昨日、康介さんとご飯食べて、そのあと家でゲームして疲れて寝ちゃったんだ。

「あ、おはようございます…。」

私はやっと状況を把握し、今更恥ずかしくなってきた。

いくら眠くても一緒に寝てしまうって…

告白されたばかりなのに…

「るか、あのさ…。」

私が考えていると、康介さんは真剣な顔になった。

私、なにかしちゃったかな?

だんだん不安になってきた…。

「いくら先輩だからって、スキありすぎだろ…。俺だって男なんだから、もう少し警戒したほうがいいよ?」

へ?

「女の子なんだから、危ないだろ?俺だったからよかったものの…。他のやつなら襲われてるぞ?」

「襲っ…!?」

私は言葉が出なかった。

確かによくスキがありすぎるとは言われる。

自分ではわからなかったけど、こういうところがスキがあるっていうのか…。

でも、襲われるって…。

もっと気をつけよう…。

「…気をつけます…。」

「うん。」

康介さんは私の返事を聞いて安心したのか、いつもの優しい顔に戻った。

「まぁ、俺は役得だったけどねw」

なんか…今日の康介さんは雰囲気が違う気がする…

いつもならこんなイヂワル言ったりしないし…

「康介さん、なんかイヂワルです…」

「こっちが普通だよwそんな、ずっと真面目だったら、俺だって疲れるし。」

「まぁ、そうですけど…」

「るかに、気を許してるってことだよ。」

またそんなイヂワルを…

「これは、イヂワルじゃなくて、本当だからな?」

…さすが、エスパー…

しかも、そんなことサラっと言わないでくださいよ…。

「るか、顔に書いてあるんだもんw」

そんなに顔にでるのかなぁ…

自分じゃわからないし…

てか、そんなに…?

「そんなにわかりやすいですか?」

「うん♪」

即答されてしまった…。

「俺は、素直でいいと思うよ♪」

「でも…。」

「困った顔もカワイイ♪」

「勘弁してくださいよ…」

私は康介さんの「カワイイ」攻撃に戸惑ってしまっている…。

私は人並みだし…。

そんなに康介さんに言われると困る…。

「やべぇ…」

??

「るかがそんなカワイイ顔ばっかりするから、俺…」

なんだか、康介さんの顔が赤い気がする…

「俺、いまさら緊張してきた…。」

「へ?」

私は意味がわからなかった。

「昨日、るかと一緒に寝たの…、今更恥ずかしくなってきた。」

…康介さん…カワイイかも…

いつも堂々として、そんなところ見せない康介さんが…

今、私の前で顔を真っ赤にしながら恥ずかしそうに少し俯いている。

整った顔がはにかんで…

それがまたカッコイイし、カワイイ…。

「康介さん…カワイイ…」

私は思わず口にだしてしまった。

やばい…。

「おま…、勘弁してくれよw」

康介さんは苦笑いだ。

「俺は…るかの前ではせめてカッコよくいたいんだから。」

真面目な顔して言う康介さんは、いつものカッコイイ康介さんだった。

顔が赤いのを除けばw

「どっちの康介さんも、康介さんですよ♪」

私は、カワイイ康介さんのほうがスキだけど…っていうことは秘密にしておこうw

怒るっていうか、イヂケそうだからw

こんな康介さん、私しか知らないんだと思うと少し優越感w

「なに笑ってるんだよ?」

康介さんはイヂケた顔…

なんか、すごくいろんな康介さんを見た気がする。

康介さんも、やっぱり普通の男の人なんだな。

なんだか、嬉しい。

みんな、それぞれ、なんかあるんだよね。

弱い部分や強い部分。

カッコ良い部分やカッコ悪い部分。

なんだか、康介さんと少し近づけた気がする。

「康介さん、私、嬉しいです。」

康介さんは意味がわからないという顔をしている。

「康介さんは、違う世界の人みたいに思ってたんですけど、普通に照れたりするのがわかって嬉しいです。」

私は素直に伝えた。

康介さんは笑っている。

「俺だって普通の人間だよ?泣いたり怒ったりもするさ。もちろん恋もする。」

私は昨日の告白を思い出した。

そうだ、私…どうしよう…。

康介さんは真剣な顔で私を見る。

「まぁ、そんな困った顔をするなよ。怒ってるわけじゃないから。」

また穏やかな顔に戻った。

意外と感情が表に出やすい人なのかも…。

「なぁ、るか。」

不意に呼ばれてまた変な返事をしてしまった。

「今日、デート行かない?せっかくのオフだし、暇だしさ。」

せっかくのオフに私なんかとデートですか?

もう少し大切に使いましょうよ…。

「せっかくの休み何ですからゆっくりしないんですか?」

私は不思議に思って聞いた。

私が選手やら迷わず1日寝る。寝て過ごしたい。

だって、また明日も朝から二部練なのに動けない。

「いや、ほら、気分転換にひとりで出掛けてもつまんないだろ?」

「そうですけど…。」

「るかの行きたがってたバッティングセンターいこうよ。それから映画も見よう!」

バッティングセンター…

映画…

「美味しいケーキ食べれる店があるから、そこもいこう。」

ケーキ!!



「チョコレートケーキ…」

「ん?」

「チョコレートケーキ食べたいです…」

「じゃ、決定だな。」

康介さんは笑っている。

チョコレートケーキがそんなにツボだったのだろうか…

「じゃあ、10時にバス停集合な。」

「はい。わかりました。」

そういって、康介さんはうれしそうに帰って行った。

よかったのかなぁ…。

康介さん、疲れてるはずなのに…。

って、10時ってあんまり時間ないじゃん。

私は急いでお風呂に入って着替えた。

そして、バス停に急いだ。

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