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気ままに小説とか書いてみます。 初心者なのでわからないことが多いと思いますがよろしくお願いします☆
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もうすぐGW!

毎年、二部練だったけど…今年もだw

学校のプールで、午前・午後と練習をするらしい…

日焼け止め買っとかないと…あと帽子!!

 



GW1日目。今日はいい天気だ!

水温もいつもよりは高め(とはいえまだ寒い)。

私は張り切って早く来過ぎてしまった…。

練習メニューはもう渡されていたので、全員分を昨日のうちに書いておいた。

お風呂も洗ってあとはお湯を入れるだけ!

…とりあえず、今はひまだ。

まだ誰も来ないし、少し泳ごう!

準備が始まるまで1時間以上あったので、私は水着に着替えてプールに入った。

「冷たっ!!」

まだ、朝早いこともあり、寒かった。

でも、すごく気持ちいい~♪

私も、まだまだ泳ぎたかったな…

私は、軽く泳いだあと適当にメニューをこなしていた。

「誰?」

声がしたほうを見るとそこには晃がいた。

「晃?早かったね~♪」

私はハイテンションで答えた。

「るか?なにしてんの?w」

「いや、早く来過ぎたから泳いでたw」

「いやいや、ハリキリ過ぎやろw」

晃はちょっと苦笑い。それはそうだ。まだ1時間前くらいだし。

「準備もするし、もうそろそろ上がれよ。」

私はちょっと名残惜しかったが、言われた通りすぐに上がった。

晃は自分が着ていた上着を私に乱暴に着せた。

「??」

「着てろ。寒いから。」

「…ありがとう?」

いきなり上着を着せられ、不思議に思いながらシャワーを浴びた。

すぐに着替えて、みんなを待ってるのも暇だし晃と先に準備をした。

準備が終わったころに、美紀と彩も来た。

「あれ?もうおわったの?」

彩はうれしそうに言った。準備がめんどくさかったんだろう。

「うん、早く来過ぎたから先にしちゃった!」

「ありがとう。」

「てか、二人っきりで早く来て何してたの??」

美紀はニヤニヤしながら言った。私は意味がわからなかったが、

「なにもしてねぇし!」

晃はなぜか少し慌てていた。

「あやしーい。」

「何もねぇよ。俺はさっききたばっかだし。」

「ふーん…」

美紀と彩は二人で楽しそうに晃をからかっているようだ。晃、ちょっとかわいい。

「な!!…るかもわらってんじゃねぇよ!もういいよ。」

晃はそう吐き捨てて部室に入って行ってしまった。

怒らせちゃったのかなぁ?私は少し申し訳なくなった。なんで怒ってるのかわからないけど、あとで謝ろう…。





午前中の練習が終わってお昼だ。

みんなでお弁当を買いに行って食べた。

食べたあとすぐに練習は無理なので3時間くらい空きがある。みんな、食べたらお昼寝だ。

「るか、ヨーグルトあげる。」

「え?お腹いっぱいですよ…」

お昼ごはんをしっかり食べた私に篤さんはヨーグルトを差し出してくる。

「ヨーグルトは美容にいいんだよ?」

「…いただきます。」

おしに弱い私…

「いろいろ新しいの出てたから何個か買ったんだけど、全部はたべれないことに気づいてさw」

そうなのか…確かにさっき他の食べてたの見たかも…

「…これ、すごくおいしいですよ!」

「マジ?一口ちょうだい。」

…え?どうしたらいいんだろう?スプーンは1つしかないし…。

そう思って篤さんの方を見ると…

ここに入れてといわんばかりに口を開けて待っている…。

…そういうことだよね?どうしよう…。でも、しないとダメなんだろうし…。

私はしぶしぶ自分の持っていたスプーンですくって、篤さんの口に運んだ。

「あ、こっちのがうまいかも!」

篤さんは少し悔しそうだ。

「マジっすか?るか、俺にもチョーダイ。」

晃も同じように口を開けている…。これは普通のことなんだろうか。

私は今度は晃の口に入れた。

「うまいっすね!」

晃は嬉しそうに篤さんに言った。

…というか、この状態はなんなんだろう。

私の両側に篤さんと晃。しかもふたりともなぜか結構近い…。

勘弁して…と心の中で思いながら、ふたりの会話をうわの空で聞いていた。

「るかはどう思う?」

「はい?」

私はいきなりの質問に変な反応をしてしまった。

「いや、るかはイチゴ味とりんご味、どっちのほうがうまいと思う?」

晃が顔を覗き込んでくる。

ってか、だから近いって!

「いや…どっちも美味しいと思います。」

私は適当に答えた。それどころじゃないもん。

てか、もう限界…。

「すみません、私ちょっとコンビニ言ってきます!」

私はそそくさと立ち上がって、逃げるようにコンビニに向かった。

特に用があったわけではなかったが、とにかくあの場から逃げたかった。

だいぶ克服出来てたと思ったのに、やっぱりあの距離は私にはきつかった。

やっと解放されて、私はホッとした。

少し散歩してから戻ろう…。

私はアクエリアスを1本だけ買うと、遠回りして帰った。




「お疲れ様です。」

午後の練習も終わり、みんなでご飯を食べに行くことになった。

でも、私は疲れて食欲もなかったので、帰って作って食べることにした。

「るか、大丈夫?送っていくよ。」

晃は心配してくれている。晃のほうが疲れてるはずなのに。

「いや、いいよ。晃はご飯いっておいでよ。」

私は申し訳なかったので、断った。

「いや、顔色良くないし送る。」

「・・・ありがとう。」

晃って変なとこ頑固だな。でも、そんな晃も嫌いじゃない。

私は甘えさせてもらうことにした。

「るか、ご飯はなに食うの?」

「ん~、帰って肉じゃが作ろうと思って。」

「肉じゃが?俺も食いたい!俺の分も作って!」

「え?でも時間かかるよ?お腹空いてるんじゃないの?」

「全然待つから。るか、お願い。」

私はなんだか断れなかったので、私の家で晃とご飯を食べることになってしまった。

「適当に待ってて。」

私は荷物を置いて台所に向かった。

「やっぱり女の子だな。きちんと片付いてるし。」

「いや、散らかってるよ。片付ける暇がなくて。」

「そうか?」

「うん…。あ、晃は疲れてるだろうから寝てていいよ。出来たら呼ぶから。」

「俺も手伝うよ。」

「いいから、休んでて?」

「・・・サンキュ。」

晃はベッドで横になった。

私は急いで肉じゃがを作った。

出来たので起こそうと思って晃のほうを向くと…すごく気持ち良さそうに寝ている。

晃って、意外とカッコイイかも…

そう思いながら、晃の顔を覗き込んだ。

「ん…。」

晃の声にビックリして、私は後ろに下がった。

私…なにしてるんだろ…。

「晃、ご飯の準備できたから起きて。」

私は晃を起こした。

「ん?るか。」

ドサッ。

え?なにが起きたの?

気づいたら私の横には晃の顔があった。

「おはよ。」

晃はまだ寝ぼけているのか、私を抱きしめている。

私は身動きがとれず焦った。

それと同時に恐怖感に襲われた…。

「晃、放して…。」

私は涙声になりながら晃に言った。

そのひとことで晃は目が覚めたのか、私を放した。

「ごっ…ごめん!」

晃は必死に謝っている。

私は半泣きで、少し身体が震えてしまっている。

「るか、ごめん…俺…。男、苦手なのに…。ごめんな。」

晃は私がこれ以上怖がらないように少し離れて話してくれている。

私はしばらく放心状態だったが、少し落ち着いてから返事をした。

「あ、・・・うん、もう大丈夫だから。気にしないで。あ、でも、もうしないでね・・・?」

「あぁ。」

晃は私の言葉に安心したのか、少し表情がやわらかくなった。

「さ、ご飯できたから食べよ♪」

私はできるだけ普通に言った。

「あ、出来たんだ。サンキュー。」

いつもの晃だ。

「自信はないけど、口に合うといいな。」

「大丈夫、俺何でも食えるからw」

「ちょっ…それどういう意味?!」

「ウソウソ。るかの作ったものなら大丈夫だろ。」

「ま、いいや。いただきます。」

……

「…うまい。これ、マジうまい。」

晃はそういってすぐに全部食べきってしまった。

「るか、おかわりある?」

「あ、うん。ちょっとまってて。」

私は晃におかわりをついであげた。嬉しいかも。

私たちはもくもくとご飯を食べた。






「「ごちそうさま。」」

ふぅ、お腹いっぱいになった。晃も満足そうだし。

「あのさ、るか…。」

「ん?」

晃は急に真剣な顔になった。

「るかって好きなやつとかいんの?」

「え?」

「てか、篤さんのこと好きなの?」

私は質問の意味がよくわからなかった。篤さんのことは先輩だし、好きに決まってる。

もちろん美紀や彩のことも好き。晃のことも。

「え?好きだよ?先輩だし。」

私はキョトンとして答えた。

「いや、そうじゃなくて…。男として篤さんのこと好きなのか聞いてるんだけど…」

篤があまりにも真剣なので、私は少し構えてしまった。

「いや、先輩としては好きだけどそういう風に見たことはないよ。好きな人もいない。」

私は正直に答えた。

「そっか?じゃあ、俺のことは好きか?友達として。」

「友達としてはもちろん好きだよ。」

「じゃあ、俺がるかのこと好きだと言ったら?恋愛対象として…。」

私は思わず少し下がってしまった。この状況をやっと理解したからだ。

「…ッ!!」

私は言葉にならない声を出して驚いた。だって、晃がそんな風に思ってるなんて思ってなかったから。

「…この状況で言うのは、るかにとってひどいことなのかも知れないけど…。
俺は、るかのことが好きだ。だから、俺とのことを考えて欲しい。俺、待つから。るかの答えがでるまで。」

言葉がでなかった。正直どうすればいいかわからなかったんだ。

「ごめんな、さっき怖い思いさせといてこんなこと言って。これ以上怖がらせたくないし、俺、帰るわ。」

晃はそういうと、荷物を持って立ち上がった。

「今日はサンキュー。肉じゃが、スッゴくうまかった。明日も練習頑張ろうな。じゃ。」

「あ、うん、またあしたね。」

晃はそのまま帰って行った。


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