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気ままに小説とか書いてみます。 初心者なのでわからないことが多いと思いますがよろしくお願いします☆
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その後、私はなぜか男の先輩によく話しかけられるようになった。

男性恐怖症の私は恐々としながらも話をする。

高校のときからなぜか男の先輩によく気に入られていた。

もちろん告白も人並みにされていたし、それがフツウだと思っていた。

付き合ったことはあったけど

結局好きになれずに毎回別れた。

だから、実は初恋もまだな私だった。

確かに彼氏って言うのにはあこがれるけど

正直、男の人って恐い・・・

力じゃ絶対にかなわないのがわかってるしね。

別に彼氏なんていなくても困らないしww


 


そんなことを考えていた

周りの気も知らずに・・・・




「るか、今日も人数少ないから3コースお願い!」

「美紀、もうそろそろ2コース練習したほうがいいのに1コースも心配??」

「だって、自信ないんだもん。失敗したら困るのは選手だし・・・」

「そうだけど・・・わかったよ。」

「ありがとう、るか♪」

「フォローはするけど、私が休んだ時困るのは美紀だから練習しないとだからね!!」

「うん、でも、るかが部活休むことなんてないじゃんww」

「え?なんでそう言い切れるの??」

「だって、るか、マネさんしてるときすっごく幸せそうだもん!!」

「そんなに!?なんか恥ずかしいな・・・確かにマネさん好きだけど。」

「でしょ!!だから、るかはよっぽどじゃないと休まない!!」

「いや、休まなくても、練習してよ?w」

「ばれたかww」

「あ、もうそろそろ準備しないと。先にいってるね」

「うん!!」

美紀にそういって私はプールサイドに出た。

お風呂の準備をするためだ。

「こんにちは」

私は先輩達にいつものように挨拶をした。

・・・・・・・・

なんか様子が変だ・・・

いつも笑顔で返してくれるのに、今日は頭をさげるだけ??

男の先輩達はいつもどおりなのに

まいさんたちの様子が変だ

彩も・・・・・・


そんなことを考えながら私は準備をした。

心の中のモヤモヤを解消しきれないまま・・・


部活が終わってもなんだか変だ

いつもは先輩達と楽しく話してる時間なのに

今日は女の先輩達とは全然話してない。

笑顔で話しかけてくれるまいさんですら話してない・・・

なんで??




着替え終わって、帰るとき、私は美紀と一緒に帰った。

「ねぇ、美紀、私何かしたかなぁ?」

私に心あたりはない。思い切って美紀に聞いてみた。

「なんで?」

「だって、今日、まいさんたちの様子おかしくなかった?」

「・・・・」

「なんかしらない?」

「るかが男好きだっていってたよ・・・」

「は???」

「るかが、男の先輩達にちやほやされてやきもち妬いたんじゃない?」

「いや、でも、それくらいで??」

「あと、るかがかわいこぶってるとか彩が言ってたかも」

「え??彩が・・・?」

「うん、てかみんな言ってるけど・・」

「私はそんなつもりないんだけど・・・」

「まぁ、ぶるのやめたほうがいいんじゃない?」

「いや、ぶってないし・・・男の人が苦手だから・・」

「苦手だから?」

「女の先輩達と同じようにフレンドリーに話せないだけで・・・」

「それがぶってるように見えるんじゃない?」

「そうなのかなぁ・・・気をつけるよ・・・」

私は切なくなった。そんな風に思われてたなんて・・・・

「あと、るか、マネ業できるからってあんまり先輩達のプライド壊さないほうがいいよ」

「いや、そんなつもりはないけど・・・」

「実際に先輩達は、るかのこと嫌がってるから」

「え??」

「自分より何でもできる後輩なんて嫌じゃん」

「いや、まいさんたちはそんなこと気にしないでしょ?」

「どうだろうね?意外とむかついてたんじゃない?」

「でも・・・・」

「あ、電車来るから、またね、るか!!」

「あ、うん・・・」


美紀は電車に乗って帰ってしまった。

私は美紀を見送って、帰路に着いた。


まいさんたちがそんな風に思ってたなんて・・・

別にぶってないし、できることを自慢してたわけじゃない。

優しい先輩達のこと尊敬してるし・・・

男の先輩達だって私から話しかけてるわけじゃないし・・・。

今度こそ仲良くやれると思ったのに

またこうなるの・・・?



「るか??」

私はふと呼ばれたほうを向いた。

「篤さん・・・」

「元気ないけどどうしたの?ってか女の子1人で帰るの危ないし送るよ!!」

「あ、大丈夫です。なんでもないですから。」

今はこの優しさが苦しい。逃げたい。そう思ったが・・・

「いや、危ないから送る。送らせて?」

私は仕方なく送ってもらうことにした。

「るか、家こっちなんだね。俺と一緒♪」

「はい、今日は美紀を見送ってきたので少し遠回りしてきましたけど。」

「へぇ。仲いいね♪」

「そうですね、マネさん2人しかいないですから。」

「それで悩んでるんだ?」

「え??」

私は篤さんの言葉に正直驚いた。

「だって今日ずっと元気なかったし、まいたちとなんかあったの?」

「いえ、何もないです・・・」

私はうつむいてしまった。

「俺でよければ話してよ。秘密にするし力になれるかもだし。」

「篤さん・・・」

私は今日のこと、美紀に言われたことを簡単に説明した。

「う~ん・・・それ、怪しくない??」

私は篤さんの言葉に驚いた。

「だって昨日までふつうだったんでしょ?今日からいきなりってことは

 誰かが陰口したとか、そういう風にしか考えられなくない?」

「え??でも、誰がそんなこと・・・」

「俺もわかんないww」

「・・・・・」

「でも、俺的にまいはそんなヤツじゃないと思う。あいつは信用できるから。」

「私もまいさんは違うと思います。」

「で、まいがそこまで怒るって事はよっぽど悪くいったんだと思う。」

「まあ、そう思います。」

「で、現時点でるかにジェラシー感じてる可能性が高いのは??」

私はまたうつむいてしまった。

そうは思いたくなかったから・・・・

「まぁ、これは俺が本人に言わないほうがよさそうだし、るか自身で話してみてね。」

「・・・・はい。」

「きつかったら、また話聞くから。頑張れ、るか。」

「ありがとうございます。篤さん。頑張ってみます。」




私は考えたくなかった。

その答えは、私には残酷すぎたからだ・・・。

でも、本当かどうか確認してみないとわからない。



私は、篤さんに送ってもらったあと、食欲もなかったのでお風呂に入って寝た。


事実は明日確認しよう


そう決意して・・・・。

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