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気ままに小説とか書いてみます。 初心者なのでわからないことが多いと思いますがよろしくお願いします☆
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次の日、私は忘れ物をとりに帰ってから部活に向かった。

みんなはもう来てるみたいだった。

「るか、今日は遅かったね。めずらしいww」

そう言ってきたのは同じ1年の"山本晃"。

経済学部はキャンパスが違うため、いつも私たちより少し遅くなる。

「うん、ちょっと忘れ物!!急がないと!!」

「おぉ、じゃぁ、またあとで!!」



私は部室に入ろうとした・・・・・

「この間、るかって、先輩達が手伝ってくれないとかいってたんですよ!!」

この声・・・

「しかも、男が嫌いとか言ってるわりにはまんざらでもないですし。」

「そうなの?」

「はい、私によく言ってますから。」

「不満があるなら直接いえばいいのに・・・」

・・・・・・・

信じられない会話だった。

このあと、みんながプールサイドに出たのを確認して私は部室に入った。

まだ、さっきの会話が信じられない。

どうしてこんなこと言うんだろう・・・・

私はそんなことを思いながらも、部活の準備のために急いで着替えて出た。

いつものように笑顔で挨拶をして、お風呂の準備をした。




・・・・・・・

部活が終わって、今日も私は美紀と一緒に帰った。

「るか、今日もありがとぅ~。るかがいないと私やってけないよ!!」

「どういたしまして♪」

「るか??」

「ん??」

「昨日の話、愚痴とかなら私いっぱい聞いてあげるからね!!

 るかにはいつも助けてもらってるし・・・」

「ありがとう、美紀。」

・・・・・・・

「ねぇ、美紀。」

「なに??」

「美紀って部活楽しい??」

「楽しいよ☆だって、るかいるし、マネさんって充実してるもん

 まぁ、先輩達がもうちょっと優しければ最高かな♪」

「ふ~ん・・・」

「何で?るかは楽しいんでしょ??大変だけど一緒に頑張ろうね♪」

「美紀って私のこと嫌い??」

「は??んなわけないじゃん!!るかいないとやってけないしww」

「じゃあ、何で私を悪者にするの・・・??」

「・・・・?」

「私、今日、部室で聞いちゃったんだよね・・・・」

「・・・・・まじ?」

「うん・・・・」

「まじかぁ、ごめんね、るか」

私はこの言葉が信じられなかった。

「先輩達がね、るかのこと悪くいってて、先輩達に嫌われたくなくてさ・・・」

「・・・・・」

「それで、私も便乗しちゃって・・・」

いや、明らかに自分から言ってたじゃん・・・

なんで・・・・

「だからね、そのあと、私なりにフォローはしたんだけど・・・」




「誰がフォローしたって???」



いきなり後ろから話しかけられて私たちは言葉を失った。



「自分から先輩達にるかの悪口言っといてよく言うよ。」



それは・・・・・




晃だった。


「だいたい、るかのことがうらやましいなら自分も努力すればいいじゃん!」

「「・・・・・・」」

「るかは地道に努力してるよ?俺らのベストタイム空で言えるんだぜ?」

「!!??」

美紀は本気で驚いていた。

「その日のタイムを書いた後、調子悪かったら心配してくるし、

 調子よかったら喜んでくれる。

 その日の体調も気遣って心配してくれてる。

 美紀は、選手の調子を気にしたことあるか?」

「・・・・ない。」

「そのうえ、るかは美紀のフォローまでしてくれてるじゃんか。

 何でそんな風にるかの悪口言えるわけ??」

「いいよ、晃。私そこまできにしてない・・・・」

「だって!!!」

私の言葉をさえぎったのは美紀だった。

「だって、仕方ないじゃない。私はマネさん初心者だし、出来なくて当たり前じゃん。

 るかだって一緒に入ってきたのに、私より何でもできるし・・・。

 先輩達だって、みんなだって、るかのことほめるし・・・。

 私だって一生懸命してるのに、誰も認めてくれないじゃない!!」

美紀は悲しそうに晃を見ながら言った。

「美紀・・・・」

私は悲しくなった。

美紀がこんな風に思って苦しんでることに私は気づいてあげられなかった。

「本当に誰も認めてなかったのかよ??」

「・・・・?」

「るかは、美紀のこと認めて一緒に頑張ってただろ?

 俺らだって、美紀ができないなりに頑張ってるの見てる。

 誰が美紀のこと否定した??誰も否定してねぇよ!!」

晃の口調はきつくなっていた。

「お前が周りを見れてなっただけだろ!!るかがどれだけ・・・・」

「いいよ、もういい・・・」

私は晃の言葉をさえぎった。

私がこれ以上聞いていられなかったから・・・。

「るか・・・・」

「晃、ありがとう。

 美紀、ごめんね。美紀が苦しんでるの気づいてあげられなくて・・・」

「るか・・・私こそごめん・・・」

「もういいよ。私たち2人しかマネさんいないんだし、これからも一緒にがんばろ♪」

「るか・・・ありがとう。」

「でも、先輩達にきちんと美紀からフォロー入れとけよ??」

「え??」

「当たり前だろ?美紀がこんなややこしくしたんだから。」

美紀は、しぶしぶうなずいていた。

「てか、晃はなんでこのこと知ってたの??」

私は不思議になって聞いてみた。

「ん??秘密ww」

「えぇ~~!!いいじゃん教えてよ!!」

「ひ・み・つ♪」

「晃、気持ち悪いww」

「美紀、なんて?」

「なんでもな~いww」





その後、晃と一緒に美紀を送った。

「晃、ありがとう。」

「ん?きにすんな!!こわ~い敏腕マネさんいなくなったら選手として困るしww」

「恐いは余計でしょ!!」

「みんなのタイム覚えてる上に毎回言われちゃ選手は恐いぜww」

「・・・・それもそうかww気をつける。」

「いや、まぁ、そっちのほうが俺らも頑張れるんだけどな!!」

「・・・・じゃぁ、晃にはもっとビシビシいこうかなww」

「それはカンベンww」



そんなことを言いながら私は晃に家まで送ってもらった。

「ありがとう、おやすみ、晃。」

「おう、おやすみ。ゆっくり休めよ!!」

「うん、じゃあね♪」



こうして、私と美紀の仲は晃のおかげで修復(?)された。

でも、美紀に言われたこと、気をつけないといけないこともあるな。

明日からまた頑張ろう!!


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